シリーズ4作目は、ブロウからの帰り道のお話。
っと、その前に、ブロウの王宮に滞在していたレウリアの元にジェラールが忍び込みます。今回は結構強引な感じだったんで、ちょっと期待したんですけど、結局はロシュアからもらったブレスレットで、レウリアが拒否して、終わり。
レウリアってば、気持ちはジェラールにあるんだから、ジェラールの気持ちを受け入れればいいのに・・・。ってか、ジェラールもいつも強気ではなくて、たまにはレウリアに涙でも流して懇願したら、意外といけるのかも、なんて。(無理でしょうけど)
で、そのあとはジェラールは視察に、レウリアは帰国と、今度こそ離ればなれかと思ったら、今回のサブタイトルである「もう一人の花嫁候補」アレクの娘マリーンが、キューピッドになって、また会わせてくれてました。
マリーンは、ジェラールがレウリアとの婚姻を持ち出さなければ、婚約者になっていたはずということですが、あんまりレウリア、ヤキモチやいてませんでしたね。一瞬やいてたように思うけど、ジェラールのレウリア一番の感じが出すぎてて、ちょっと物足りない。もう少しヤキモチやかせたらよかったのになぁ。
今回、海賊の頭として出てきたレアム、なんだかツァーリアに深い関係がありそうです。海賊だけど、紳士的でなかなか好印象。ジェラールとレウリア、ロシュアの関係になんか影響与えそうです。ロシュアの腕が治る方法知ってたりして?
あと、キャラとしては、脇役だったギース。ちょっと前の巻から、なーんか怪しい感じがしてたんですけど、領主殺したのって、自分の名前が出てくるからなんかなぁ。そういえば、ギースはロクソンでも第三王女をオススメしてましたし、レウリア第一で王太子になったジェラールが、レウリアを得られるなら王太子は要らないとか言ったりしてると、かわいさ余って、憎さ百倍って感じになりそうってちょっと思いました。
ってなると、冒頭で、魔術師ジャウザが牢を出してもらえるシーンがあるんですけど、これもギースかも。うーん、やっぱり、次巻が気になります。
- 感想投稿日 : 2011年1月8日
- 読了日 : 2010年11月5日
- 本棚登録日 : 2010年11月5日
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