4つの短編集です。タイトルには天女とありますけど、天女は4人のうち2人であとは人間でした。
一番好きなのは、最初の「青き蝶と天上の旋律」かなぁ。前作「織姫と地獄の帝王」に出て来ていた、玉皇大帝のお話でしたけど、お互いに他にも相手がいると思い込んですれ違って、最終的には理解し合ってハッピーエンドって王道の話ですが、蝶霞が勘違いで秋鳳の父の形見の花を燃やしてしまったあと、一人花の種を取りに行く姿がなんか切なくなりました。
次の「赤き狼と星明かりの願い事」も前作「織姫と地獄の帝王」に出て来ていた、奈落大帝に仕える将軍雄牙のお話でしたが、奈落大帝は出てこなかったのはちょっと残念でした。
1話ずつ、もうちょっと続きが読みたいなぁって終わり方だったので、2話にして2冊に分けてもらったらよかったなってちょっと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ルルル文庫
- 感想投稿日 : 2013年1月3日
- 読了日 : 2013年1月3日
- 本棚登録日 : 2012年11月27日
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