ソーニャ文庫にしては軽めの歪み度のお話で、よくまとまっていたと思います。
エルティシアが想いを寄せるグレイシスは、出生の秘密やら年の差やらで、なかなかエルティシアに向き合ってくれない。望まない結婚をする前にせめてもと一大決心してグレイシスの寝台へ・・・。かなり大胆です。
媚薬を盛られ、エルティシアに迫られて、とうとうグレイシスの鋼の理性も飛んじゃって、その後の展開はムッツリスケベでしょ?って感じでしたけど、どうせならもうちょっとエルティシアにはがんばって欲しかったかな。すぐにグレイシスが陥落しちゃったのは残念。
グレイシスの出生は早い段階で予想はついたし、悪役も早々に予想がついてましたけど、話の流れはよかったです。
周りの人間も魅力的で、グレイの友人のフェリクスとエルティシアの親友のライザのその後が見たいなぁって思いました。
残念なのはイラスト。
表紙はまだいいんですけど、中のイラストが好みじゃなかったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ソーニャ文庫
- 感想投稿日 : 2015年1月12日
- 読了日 : 2015年1月12日
- 本棚登録日 : 2014年12月28日
みんなの感想をみる