階段島シリーズ第3弾。
第2弾の停滞期(←失礼な)を経て、物語が動き出した。今回は、階段島ではなく、現実の世界(と言っていいのかよくわからないけど)側の七草や真辺のお話。
こちら側では、魔女は「引き算の魔女」と呼ばれ、彼女を探そうとする七草が行動を起こすところから物語が始まる。「引き算の魔女」を探す七草が出会ったのは安達という少女。安達のことをなんとなく不思議に思いながらも、魔女探しという名目で協力しあう二人。七草は魔女に会い(正確には電話をもらい)、自分の一部を捨てることに成功。続いて、真辺も、大地も自分の一部を捨てたよう。
今回は七草と真辺が捨てたものがはっきりしたわけだけど、なんとなく興ざめしたのは私の性格がひねくれているから。
結局、七草と真辺はお互いがお互いを思いあってるってことね、はいはい。
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない(by B’Z)」
「あなたさえそばにいれば他に何もいらない(by大黒摩季)」
「あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを
守る為なら少し位する苦労もいとわないのです(by 椎名林檎)」
と往年の名曲を3曲ほど歌ってしまった。
ま、でも、こうできゃ人格を捨てるほどには至らないよね。物語にならないよね。
「正直者になるために嘘をつく」とか「そうかもしれないけれど、全く違うかもしれない」とかいう言い回しに少々疲れてきたけれど、シリーズ完結まで読み切ろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月16日
- 読了日 : 2023年1月14日
- 本棚登録日 : 2023年1月6日
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