黒人奴隷制を黒人視点で描いているのに白人との宥和が題材の目的ではない点が良い。黒人が銃を持ったらとりあえず白人は殺して黒人は助けて行く絶対性がある一方、完全に飼い慣らされた黒人は生かす価値がないと言いたげに見捨てて行く正義があるみたい。シュルツが握手を拒んだのは奴隷制を嫌悪する自身が奴隷のように命じられるのが我慢ならなかったからか、単に見せ場を作りたい痺れが切れたからか。にしても合法的に不意打ちするのにこんな手があったなんていいとこに目付けたなぁ。不意打ちは早撃ちのカッコ良さが活きるわ。
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- 感想投稿日 : 2014年5月12日
- 本棚登録日 : 2014年5月12日
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