答えをくれない意地悪な推理小説(という印象)。
今回は、久渚から「兎吊木」を助けたいと言われて、向かった山奥の研究室が舞台。
そこで兎吊木が殺されて、その容疑者として、久渚といーちゃん含む3人が閉じ込められる……というところからスタートでした。
いーちゃんとしては、久渚が犠牲になるかもしれないと知って、黙っているわけにもいかず、頑張って、頑張って、頑張って、何とかしようとするけれども。
最後の「人形劇」はなんとも無様。
あまりにもスマートとは言えない回答。
でもまあ、すべての人間の利害が一致して、一通りの「めでたしめでたし」。
でした。
所詮、この本自体が壮大な”戯言”だと思って読んでください。
きれいで鮮やかな回答編を求める人には、残念ながらオススメできないです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2020年12月9日
- 読了日 : 2020年12月8日
- 本棚登録日 : 2020年12月9日
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