サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2002年11月7日発売)
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本棚登録 : 4733
感想 : 290
3

 答えをくれない意地悪な推理小説(という印象)。

 今回は、久渚から「兎吊木」を助けたいと言われて、向かった山奥の研究室が舞台。
 そこで兎吊木が殺されて、その容疑者として、久渚といーちゃん含む3人が閉じ込められる……というところからスタートでした。
 いーちゃんとしては、久渚が犠牲になるかもしれないと知って、黙っているわけにもいかず、頑張って、頑張って、頑張って、何とかしようとするけれども。
 最後の「人形劇」はなんとも無様。
 あまりにもスマートとは言えない回答。

 でもまあ、すべての人間の利害が一致して、一通りの「めでたしめでたし」。

 でした。
 所詮、この本自体が壮大な”戯言”だと思って読んでください。
 きれいで鮮やかな回答編を求める人には、残念ながらオススメできないです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2020年12月9日
読了日 : 2020年12月8日
本棚登録日 : 2020年12月9日

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