いわずと知れた名作。
今さら説明もいらないと思いますが、私は初めて読んだので、ちょっと感想を書き留めておきたいと思います。
この話は、マリー・アントワネットが十四歳でフランスに嫁ぐ直前から、嫁いでからの話。
アントワネットがフランスに嫁ぐと、あっという間にフランスの国王が亡くなって、アントワネットの旦那が国王になってしまう。
すると、アントワネットのやりたい放題が始まって、フランスは革命への道を転がり落ち始める……
というのが、私のこの物語に対する認識でした。
でもよく考えたら、アントワネットが嫁いだのって十四歳なんですよねって思ったら、この話が急にラブロマンスじゃなくて、胸の痛い話になってしまいました。
だって、十四歳って今でいう中学生なんですよね。
もちろん、今とは平均寿命が全然違うと思うので、感覚的には中学生よりももうちょっと上の感覚だと思うんですけど。
それでもまだまだ十分に「子ども」と言ってもおかしくない年齢だと思うし、そんな子供が誰にでもいうことを聞いてもらえる地位に急についちゃって、しかも叱ってくれる人が誰もいない環境になっちゃったらついつい勘違いもしたくなるよね。
自分が十四歳の時を思い返してみても、そう思わない保証はどこにもないです。
そう思ったらちょっとアントワネットがかわいそうになってしまいました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミックス(少女)
- 感想投稿日 : 2013年3月23日
- 読了日 : 2013年3月23日
- 本棚登録日 : 2013年3月23日
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