上海夜想曲 (シャンハイノクターン) (ディアプラス文庫)

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  • 新書館 (2007年11月1日発売)
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感想 : 3
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 主人公は秋里凛。
 凜は、英国から来た貴族の青年・エドモンド・フォスターと出会う。
 彼は、英国貴族であり、推定相続人に指定されていた。
 凛とエディは、少しずつ惹かれ合い、やがて互いの想いを伝え合った。
 エディは凛のことを「竜胆に似ている」と言い、凜はエディの目の色が竜胆の色だと思った。

 エディが帰国することになり、エディは凛と一緒に生活することの許しを得るために、凜を連れて上海へと渡る。
 先に、兄へと会いに行くjとエディがホテルの部屋を留守にした隙に、凜は何者かによって攫われてしまう。
 そこから、二人に過酷な運命が襲い掛かる。

 という話。
 凜は攫われて、娼館で男を客に取らされる。
 次第に、やせ細っていく凜を見るに見かねて、凜を連れ去った男、シドが凜を屋敷に匿い面倒を見てくれるが、シドは凜に対してひどいことばかりを言う……

 てな加減で、なんというかちょっと前の悲劇の恋愛モノを想像したら大体らすじからは離れてないと思います。
 実は、凜を攫うように画策したのは、エディの兄で。
 何とかエディの兄は、エディと凜を別れさせようとするけれど、最後は幾多の苦難を乗り越えてハッピーエンド。

 途中、これから先で、凜が悲しい目に遭うんだなー……と思ったら、読むのにドキドキしたんですが。
 本当に何もかもが予想通りで、ある意味安心したといえば、安心しました。
 これで凜がエディに最終的に捨てられて、別の男と……というオチだったら個人的にはとっても悲しかったので、そうならなくてよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2012年6月24日
読了日 : 2012年6月24日
本棚登録日 : 2012年6月24日

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