スキャンダラスなプチキャット (花丸文庫)

著者 :
  • 白泉社 (2005年5月19日発売)
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感想 : 3
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 私立聖鵬学園高等部二年A組の藍川奏には、クラスメイトに隠している秘密があった。
 それは、叔父の経営する芸能プロダクションで、男同士のAVのアイドルとして活躍していることだ。

 実は奏は、中学のときに無理やりレイプされた過去があり、それを乗り越えるために選んだ手段がAVで男優をしている男に抱かれること、だったのだ。
 そのおかげで元気になり、今ではその流れでデビューしてしまったのだが、AVの仕事も楽しんでやっている。
 けれど、心の中にぽっかりと開いた空白は埋まらない。

 そんな奏の気になる相手は……?

 という話でした。

 設定だけ見ても、大分ぶっ飛んでるのがよくわかる。
 いやいや高校生、しかも二年生がAVなんか出たら、とっつかまるよ、いろんなところに!!
 って主張したいし。
 化粧してるとはいえ、いくらなんでもそこまで雰囲気変わらないだろうから、バレたら大変なんじゃ……? とか。
 この情報化社会なめんなよ! どっからでもバレるから!! とか。
 いろいろ言いたいことはいっぱいあるんですけど……

 まぁ、フィクションだしね……

 というところに結論としては落としておくしかないですよね。

 なんにせよちょっとびっくりしました。
 おまけに、ラストはちゃんと奏の想い人とラブラブになるんですが。
 相手も奏のAV出演には賛成で、これからもAVを続けていくのと、同時に恋人ともラブラブ……って。

 私にはない選択肢だなー……と思いながらも。
 本人たちがいいならそれでえ構わないですよね。うん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2012年7月18日
読了日 : 2012年7月18日
本棚登録日 : 2012年7月18日

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