かつて共に過ごしたあの人と、忘れられない誰かと、それまでの自分の価値観をひっくり返されるような新しい存在と、珍妙な仕事仲間と――出会いと別れを描きながら、“わたし”とは、“世界“とは、“愛”とは何か……そんなことを静かに問いかける短編集。
以前SF短編アンソロジーに掲載されていた『楽園(パラディスス)』が印象深くお名前を記憶していた作家さんで、同作が収録されているSF短編集とのことで手に取った本。どの作品もめちゃくちゃ好き。この作者さんの描く短編好きだなあ。
どれも好きだけど特にひとつを挙げるなら、オカルト因習村のお話と思わせてSF的な考察に急カーブを切る『眼神』。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
一般_文芸
- 感想投稿日 : 2022年8月5日
- 読了日 : 2022年8月5日
- 本棚登録日 : 2022年8月5日
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