水の肌 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1982年7月27日発売)
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本棚登録 : 344
感想 : 32
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指:以前、TVで見た事があるような気がする。ちょっと出来すぎの感じがあるがストーリーとしては面白い。
水の肌:ミノルタ光学?諏訪湖?鉄道は出てこない。超エリートの優越感を維持する為の悲しい性か、こうはなりたくないものだ。
小説3億円事件 まあまあかな~、独自の推察は面白い。
疑視:てっきり犯人は主人と思ったが違っていた。
あとがき:人間の心理にひそむ弱点が、その環境とからみあう事によって、犯罪をも公正し、それらの人間の破滅にも通じる事を示している。前半生の苦労の多い生活をとおして、人間心理の諸側面を知り、身の安全を守ろうとするために、悪の道にふみみこむ男女や、運命のうけとめかたを誤って、自分の軌道までくるわせてしまう人の姿を多多く目にしながらそうした弱点をひそませた人間というものにふかい感心を抱いたに違いない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 清張、ミステリー
感想投稿日 : 2022年7月26日
読了日 : 2022年8月11日
本棚登録日 : 2022年7月26日

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