おもしろーーーい!
というにはあまりに残酷なお話ですが、それでもやっぱり面白いと私は言いたいです。
今作はロタ王国のお話で、ロタとヨゴの境界にある草市へ向かったバルサとタンダが、ロタで古くから恐れられている神、タルハマヤを召喚できる少女に出会い、少女を守るために奮闘するのですが、長編なのもあり今まで以上に緻密に練り上げられた感があります。こういうのたまんない。すきすぎる。
アスラをめぐって、追いつ追われつを繰り返していく前半は読んでるこちらまで胸が苦しくなるし、アスラに宿るタルハマヤの恐ろしさに震えますが、バルサと行動を共にするアスラの心が少しずつ洗われていく姿に僅かながら希望の光が射している気がして...。それにバルサならきっとやってくれるだろうなという期待も当然ありますし。とにかく後半!どうなるんだ~
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
上橋菜穂子
- 感想投稿日 : 2013年7月16日
- 読了日 : 2013年7月14日
- 本棚登録日 : 2013年6月26日
みんなの感想をみる