千年投資の公理 (ウィザードブックシリーズ) (ウィザードブックシリーズ 147)

  • パンローリング (2008年12月5日発売)
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バフェットの提唱するエコノミックモートの実践書

モート(堀)は、以下の四つ。
・無形資産(特許やのれんなど)を持っている
・コストによる優位性に優れている
・顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる
・ネットワーク経済を押さえている

モートはライバル企業からの攻撃を防ぐための一つの視点。「騎手ではなく馬に賭けろ」ということらしい。

ただ、堀が多いと言われていたメディア業界は、インターネットでボロボロになっていたり、過度な期待はダメで、長期運用していてもチェックを怠ると痛い目にあう。

米国のモーニングスターのwebサイトや、firstrade証券のアカウントを持っていると、企業評価レポートが見えるのだが、そこにエコノミックモートの指標が載っていて、投資をするときの一つの手掛かりを手に入れられるので、自分で一から分析するよりお手軽。

この手の本を読んでいて思うのは、業績指標で判断出来たり、モートについてもレポートがあったりするので、知識レベルの差で、投資家としての勝ち負けが決まりそう… 皆が同じ情報でお作法なら最近はやりのAI投資にやってもらった方が勝率が上がりそうな気がしてきた。





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感想投稿日 : 2017年12月15日
読了日 : 2017年12月15日
本棚登録日 : 2017年12月15日

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