少し冒頭だけ読んで、買うつもりはなかったのに忘れられなくなって結局買った本。私の一番苦手な「グロい」表現だらけで読んでる途中、喉が焼けそうになった。なんか暗闇で急に後ろが怖くなったりした。
そしてそういう「グロい」表現のすべては「死」から皮を一枚めくったところにあるものだから、読後、生と死のうち、「死の極」の方に意識がふれたりしそうだけど、「DINER」は時々出てくる究極の食事描写を交えることによってきちんと「生」を失わなかったから、私は気力を保ててなんとか明日からも生きられそう。
一体どうやって書いたんだ!と思うくらい終始文章から緊張と圧力を感じた。全然泣かせる小説って感じではないけど読み終わってすぐ、ちょっとだけ泣きました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月1日
- 読了日 : 2016年9月1日
- 本棚登録日 : 2016年9月1日
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