第2次十字軍の実にあっけない敗退と、イェルサレムの陥落までを描く第2巻。これまでの十字軍に関する書物が、キリスト教徒の側からばかり語られてきたのの対して、この巻では特にヌラディン、サラディンといったイスラムの側の英雄にも焦点を当てて語られるのは従来にはないものだろう。イエルサレムを守るキリスト教徒側では、悲劇の王ボードワン4世が光る。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
☆日本文学
- 感想投稿日 : 2013年9月23日
- 読了日 : 2012年4月18日
- 本棚登録日 : 2013年9月23日
みんなの感想をみる