角田光代さんと穂村弘さんによるエッセイのキャッチボール。角田さんが投げて、それを受け止めた穂村さんが投げ返す。これが12回。回数からして月刊誌に連載されていたのだろう。企画としては、なかなか面白そうなのだが、結果的にはあまり成功したとは言い難い。角田さんの小説はよく知らないのだが、少なくてもここでは真面目に語りすぎるのだ。そのために穂村さんも真面目に答えてしまうために、彼の逸脱した本領を発揮できないのだ。時々、彼は変化球を要請したりもするのだが、返ってくるのはまたしても真面目一方の直球、といった繰り返し。ところで、表紙の絵だが、左の男性はどう見ても穂村さん。そうすると右の妙に色っぽい女性は角田さん?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年11月23日
- 読了日 : 2013年11月23日
- 本棚登録日 : 2013年11月23日
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