塩野七生の十字軍シリーズ第二幕。
主役はイスラムの英雄サラディン!
大成功に終わった第一次十字軍の後、始まったイスラムの反攻。
イェルサレムを死守した癩病の少年王・ボードワン四世の戦いと、サラディンによるイスラム世界統一、そして聖戦(ジハード)によるイェルサレム奪還を描く。
そしてイェルサレムの再奪還を目指したバリアーノ・イベリンなど、映画『キングダム・オブ・ヘブン』の主役たちがズラリ勢揃い!w
王の姉シビッラが(容貌ではなく性格が)醜く描かれていますw
二百年間で八回の十字軍が戦地へ向かったということは、各回の間の期間はどうだったのか?
イェルサレム王国、アンティオキア公国、エデッサ伯国、トリポリ伯国は、いかにして防衛に奮戦したか?
もう一つのテーマとして、十字軍によって生まれた騎士修道会(騎士団)の創設と活躍。
テンプル騎士団(聖堂騎士団)と聖ヨハネ騎士団(病院騎士団)の成り立ち、活動、財源まで描かれています。
どうも聖堂騎士団は野蛮な殺戮者たちで、病院騎士団は洗練された紳士、という印象を受けますねwww
些細だけど、首を傾げるような事も。
貴族だから、背は高い?(^O^;
ニン、トン♪
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史【西洋】
- 感想投稿日 : 2013年6月29日
- 読了日 : 2013年6月24日
- 本棚登録日 : 2013年5月14日
みんなの感想をみる