魂でもいいから、そばにいて ─3・11後の霊体験を聞く─

著者 :
  • 新潮社 (2017年2月28日発売)
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本棚登録 : 554
感想 : 58
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震災の話、特に子供を亡くした話は辛い。

この本には私がいつも思っていること、それが書かれていた。

「大自然という大海の中に論理という網を投げて、引っ掛かってきたものが科学的成果で、大半の水は科学という網目からはこぼれ落ちるんだと物理学者の中谷宇吉郞は言ったが、そういう科学の限界点を知れば、お迎え(霊)が存在しないなんて恥ずかしくて言えないはずだ。」

「近代科学とは、たかだか四百年の歴史にすぎないのである。生命の歴史四十億年の中の、たった四百年なのだ。その程度の歴史で、理解できなければ排除することの方がおこがましいと言わざるを得ないだろう。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年4月23日
読了日 : 2021年4月23日
本棚登録日 : 2021年4月21日

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