「性格補強ワクチン」があったら打ちますか?
自分ならどうするか、打つとしたらどういう配合にしようかと考えながら読みました。
もちろんワクチンは高額で、まだ副作用もはっきりしないところがあり、効果は20年。
途中、フランスの企業の話として、フランス人は自分の性格が好きだから自分にワクチンを打とうと思わないが、周りの人に打ってほしいと考えているという分析が出てきたのが小説の中とはいえ、面白い~と唸りました。
日本人はおそらく自分のために打ち、人生や他人に勝ちたいと思うだろうなと想像できました。
私なら、打ちたいけど~と決断できず数年経ちそうですが、打つなら、自己肯定感+5、心の強さ+3、柔軟性+2かな。
そして、今の性格から脱し、好きなように生きる!!
夫が私に配合するなら、柔軟性、配慮力、工夫力、優しさあたりだろうな。ははは
私は周りを気にせず好き勝手にやりたいけど、夫はもう十分やってるよと思っているに違いないですね。
ワクチンの原材料が突然死滅して、経営者の翔子はパニックになります。
自分がワクチン1号被験者である翔子は会社の将来はもちろん、ワクチンが切れたら自分はどうなるのかと考えます。
結末はそうならざるを得ないかーと、無難な感じもしました。
ワクチンの効果が続いている状態だったら別の結末になったかもしれないなと、そちらの展開を想像すると面白かったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月14日
- 読了日 : 2023年1月14日
- 本棚登録日 : 2023年1月6日
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