北海道の過疎の町をテーマにした短編連作集。
田舎ならではの地域とのかかわりは何もかも筒抜けになることで悪い印象に取られがちで、うっとうしさも感じるものかもしれないけれど、過疎の町で生きて行くためには、悪いばかりではなく、人との絆の深さや思いやりを特に感じました。
理髪店を営む向田康彦の視点で描かれているけれど、ぶつかったりしつつも、温もりを感じさせる言葉が随所にありました。
久しぶりの奥田作品、出会えてよかった!!
読書状況:読み終わった
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著者 ア行
- 感想投稿日 : 2016年6月22日
- 読了日 : 2016年6月22日
- 本棚登録日 : 2016年6月12日
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