闘いを経て、慶王陽子が王として成長し、国を導く「道」を見つけるまでの話。
終章で、陽子が自分の意思で官を整理し初勅を出したとき、まるで自分が慶国の民かのように希望を感じました。
ラストシーン。自分が治める慶国の民に「己という領土を治める唯一無二の君主に」なって欲しいという慶王の言葉に、大変に心を打たれた。
自分がどう生きるかを考えさせられてしまうほどの、深い物語です。
小野さんはこれをいくつのときに書いたのだろう。凄すぎる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年1月27日
- 読了日 : 2020年1月27日
- 本棚登録日 : 2020年1月27日
みんなの感想をみる