風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1994年9月5日発売)
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本棚登録 : 5307
感想 : 297
5

闘いを経て、慶王陽子が王として成長し、国を導く「道」を見つけるまでの話。
終章で、陽子が自分の意思で官を整理し初勅を出したとき、まるで自分が慶国の民かのように希望を感じました。

ラストシーン。自分が治める慶国の民に「己という領土を治める唯一無二の君主に」なって欲しいという慶王の言葉に、大変に心を打たれた。

自分がどう生きるかを考えさせられてしまうほどの、深い物語です。


小野さんはこれをいくつのときに書いたのだろう。凄すぎる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年1月27日
読了日 : 2020年1月27日
本棚登録日 : 2020年1月27日

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