ユダの山羊 (ハヤカワ・ミステリ文庫 110-4 スペンサー・シリーズ)

  • 早川書房 (1987年9月1日発売)
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本棚登録 : 154
感想 : 12
4

何年かぶりでの再読。
スペンサー・シリーズの第五作目。

本作はスペンサーとホークが大暴れしますので、たくさんの死が描かれます。
わたしは先天的なヘタレの為、人がたくさん死ぬお話は、たとえそれが小説上の創作でも避けて通ります。
それではスペンサーのシリーズなど読めぬのではないかと謂われそうですが、不思議とこのシリーズだけは読めてしまうのです。

最後の章で、例によりスペンサーがスーザンと事件を総括します。
「今度の旅行中に、大勢の人が死んだわね」
「大量の血が流れた。多すぎる」
スペンサー自身が、或いは著者・パーカーさんが自省しています。

・・だから、わたしの様な者でも読んでいけるのではないかと、思ったりしています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロバート・B・パーカー
感想投稿日 : 2012年6月6日
読了日 : 2012年6月6日
本棚登録日 : 2012年6月6日

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