身体から革命を起こす (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年8月28日発売)
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感想 : 23
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【目的】:身体の使い方についてヒントがほしい<BR>
・運動生理学では、運動は関節を支点として筋肉で動かす、バネ・テコ的身体観で理解されるが、ねじらない身体の使い方がある。<BR>
・コロ、車輪、キャスター。コロの理論を追求すればするほど、革新的な術理を批判、否定してしまうことになる。<BR>
・科学が説明できないことを否定すべきでない。科学では、プロ野球の打者がピッチャーの投げた球にバットを当てることすら、反応時間から説明ができない。<BR>
・理論(思い込み)の身体観に根ざした実感もあてにならない。<BR>
・軸、支点を置くうねり系の運動では、居つく。<BR>
・バネ・テコ的身体観、力で動かすのではなく、自分と運動の対象の関係の流れの中で動く。<BR>
・身体の装置化。身体を操縦するように、仕事感覚(かわさねば斬られる)で動く。<BR>
・井桁術理。局所、支点でなく、別方向の動きが複合された結果としての動き。<BR>
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#科学・理論の限界を知ることの大切さを思った。<BR>
#考えて動く状態から、意識しなくても状況に対応して動く状態になるため、やはり日頃の自分の運動感覚に意識的になりたいと思う。<BR>
#写真つきで紹介されているが、本書だけでは持ち上げる際に足を「垂直離陸」させるなど、実際に見たり、技を体験しないと理解、実践が及ばない部分は感じられる。<BR>
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: からだ
感想投稿日 : 2007年10月2日
読了日 : 2007年10月2日
本棚登録日 : 2007年10月2日

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