某所の古書イベントで入手。キーツの「La Belle Dame sans Merci」を本命に、あちこちのつまみ食いが目当て。
左頁に原文、右頁に訳文のスタイル。訳文だけじゃとうてい味わい切れないとの心遣いが嬉しい。原文は文法的な自由度の高さや語彙の見慣れなさでとっつきにくいものの、押韻や連と連の関係、日本語には直接置き換えられない英語特有の言い回しが良く見える。一通り学んだ(そして忘れた)英語の面白さを再発見。でも詩作のうえでは不格好にならざるをえない言語なのでは……とも思ってしまう。格変化が来い。
日本語訳はちょっと詳細すぎて説明的。訳文であって訳詩ではないな、というか。詳細で助かるのはもちろんなのだけど。
キーツ、ロセッティ兄妹がやはり気になる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2020年11月1日
- 読了日 : 2020年10月6日
- 本棚登録日 : 2020年11月1日
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