犯罪をする人は、環境的要因と遺伝子的要因の相互作用で自己統制力が阻害され、犯罪行為をするらしい。
薬物依存症について、著者が依存症治療において「自分を信じないこと」、つまり家族や信頼のおける友人に手伝ってもらうことが治療を確実にするといっていたのが印象的だった。
遺伝子的要因は我々の力で変えることはまず無理だが、環境的要因は他社の力で改善できる可能性があるというのは、希望を感じた。
犯罪心理学についてはまだ科学的にあいまいな点がおおいらしいが、罪を犯したものを、自分とは無関係だと考えて、見えるところから排除するのではなく、なぜ罪を犯してしまうのか、どうすれば更生するのか、向き合うことが大事なのではないかと思った
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- 感想投稿日 : 2020年3月29日
- 読了日 : 2020年3月29日
- 本棚登録日 : 2020年3月27日
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