僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1)

著者 :
  • 早川書房 (2016年6月23日発売)
3.83
  • (154)
  • (261)
  • (199)
  • (29)
  • (3)
本棚登録 : 3305
感想 : 194
3

パラレルワールド(平行世界)が普通に認識され始めた世界での物語。

時間軸は変わらずに、物質、人、事柄等が変化している。
パラレルワールドにて
主 人 公  高崎 暦
ヒロイン 瀧川 和音
この二人が織り成す物語。


序章が終章。
約束通りにその場に行ったが一瞬で居なくなる少女。
白服ストレートの髪の少女。


両親が離婚して母親についていくことにした暦。
そこで。
パラレルがまだ確立される以前に移動した暦。
祖父が亡くなった現世界から生きてる世界に吹っ飛ばされる。
それから5年後。
高校入学して、和音と同じクラスに。
和音の悪戯が暦を騙す事で。
二人の親がパラレル世界のお仕事してて。
和音は85番目の世界から今の世界に飛ばされたと言い。
実は嘘で。

同じ大学に進み、晴れてカップルとなり順調に結婚。
子供 涼(男子)にも恵まれ。
涼が6歳の時に、パラレルから入れ替わった和音。
通り魔に襲われて涼を亡くした世界。
無事に入れ替わって、同じ世界の二人に戻る。
涼は絵理と結婚して愛(女子)を授かる。

序章にて約束通りに
 8月17日午前10時昭和通り交差点レオタードの女
73歳になった暦は車椅子で向かう。
そこには白服のストレート髪の少女。
一瞬で消えてしまった。
が、入れ替わりに現れたご婦人。

終章が序章。


私的に 意識的に平行世界に飛ぶ というのはヤダな。
自分で自分を縛っているようで。
物語的には面白いと思うけど。
対になる作品を読んでどう繋がるのか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ・ノベライズ
感想投稿日 : 2016年8月25日
読了日 : 2016年8月25日
本棚登録日 : 2016年8月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする