佐藤可士和の超整理術

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2007年9月1日発売)
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カタカナが多め
最初は正直嫌になりそうでしたが(笑)
新しいモノを常に取り入れているからなんだろうと。

・やること
自宅:紙の白いダンボールで整理。(通販で手に入るリーズナブルな白い段ボール箱)
   半日かかってもいいから、パソコンの整理。
   心理学者 フロイトの本を読む。(フロイトの心理療法にある〝無意識の意識化〟が気になった)
会社:デスクには電話とPCのみ。

整理のプロセス
1.状況把握
a.情報が見えない状態
b.情報を見えるようにする
c.情報を並べる

2.視点導入
d.プライオリティをつける
e.因果関係を明確にし、本質をみつける

3.課題設定
f.g.本質に対して、課題を設定する


【空間の整理】・・・・・・整理するには、プライオリティをつけることが大切
〝とりあえず〟との戦い。
〝捨てる〟という行為がダイレクトに訴える方法
捨てる勇気をもつことで、空間も自分の気持ちも整理することができる。
捨てることが目的でなく、あくまで手段。
・定期的にアップデートする→モノを増やさないため
・モノの定位置を決め、使用後はすぐに戻す→作業環境をすっきりさせるため
・フレームを決めて、フォーマットを統一する→わかりやすく分類するため

【情報の整理】・・・・・・プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
・視点を引いて客観視してみる
・自分の思い込みをまず捨てる
・視点を転換し、多面的に見てみる

【思考の整理】・・・・・・視点を導入するためには、見えるようにまず思考の情報化(言語化)をする
・自分や相手の考えを言語化してみる
・仮説を立てて、恐れずに相手にぶつけてみる
・他人事を自分事にして考える


何のために整理するのか?
最終的な目標「ビジョン=あるべき姿に近づくこと」
あるべき姿=理想的な作業環境然り。

読み物としても、とても面白かった。
そんなことを考えて、デザインされているのだなあと。
すごく深いところまで考えられていることに、感心しっぱなしだった。

答えは必ず、目の前にある。
突き詰めたくなった時はもちろん、日常でも、大いに役立つ手段だと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 整理術
感想投稿日 : 2014年12月9日
読了日 : 2014年12月9日
本棚登録日 : 2014年12月9日

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