デモクラシーの危機として語らえるポピュリズムが実は、デモクラシーのひとつの重要な側面である「民衆の直接参加を通じたよりよき政治を積極的に目指す試み」と密接につながる。すなわち、現代のポピュリズムは、いわばデモクラシーの「内なる敵」として立ち現れているという指摘は非常に意義深い。
ポピュリズムを全面的排除するのではなく、デモクラシーの「活性化」という効用を認めつつ、その暴走のリスクを以下に抑えるかという局面に現在はある。もちろん、日本もまた例外ではあるまい。
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カテゴリ:
時事ネタ・社会論
- 感想投稿日 : 2017年8月24日
- 読了日 : 2017年8月24日
- 本棚登録日 : 2017年3月20日
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