中島敦「山月記伝説」の真実 (文春新書 720)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年10月20日発売)
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なぜそれ程多くの作品が世に出ていた訳では無い中島敦の「山月記」が教科書に載るようになったのか。その謎が解けた。

中島=李徴=虎、袁さん=○○or‪✕‬‪✕‬、才能が乏しいのに世に出ている人=△△、作品を残さないと死んでも死にきれない、妻子を頼む……中島敦が自分や思い、周りの人物たちを意識はしただろうが、それ程色濃く作品に投影するだろうか。もししたとしたら、非常に利己的な作品だということになってしまいはしないか。そこは、疑問であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年8月10日
読了日 : 2023年8月10日
本棚登録日 : 2023年8月10日

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