なにがなんだかさっぱりわからないのだけど、一気に持ってかれた。えろもぐろもなにもかもあったし、梢ちゃんの例のシーンは読み飛ばしたくなるぐらいひどかったのだけど、読んじゃった。読み手を置き去りにするぶっ飛び方に必死にくらいついていったら、最後はたいせつなひとをたいせつにしたいってことがストレートにあったってことがわかった。なんだかんだいって、こういうぶっ飛んでいるのに普遍的なものを描いているものっていいよね。
ただ空間だとか過去だ未来だとかいうのに頭が痛くなった。もっと時間があるうちに整理して読めたらよかったなあ。わたしも超越してみたいものだ。そしたらこの作品の内容もわかるのかなあああああ。読み終わったとき、自分の足元というか身体が接地している場所がぐにゃって歪んだような気がした。
(1073P ※上下巻)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
作者:ま行
- 感想投稿日 : 2012年8月11日
- 読了日 : 2012年8月11日
- 本棚登録日 : 2012年8月11日
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