暗渠の宿

著者 :
  • 新潮社 (2006年12月1日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 30
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どうしようもなく卑しくて、我侭で、幼稚で、露悪的な男の私小説。

私小説を書こうというのがこの21世紀の日本に居るとは思わなかったが、案外と近くに居たらしい。

描かれる生活は低俗そのものだが、その文体は心地よい。
特に接続詞として多用される「はな(端)」という語が特徴的。
初めて見た使用法なのだが、これは日本語として正しいのかな?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月20日
読了日 : 2011年7月11日
本棚登録日 : 2018年11月20日

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