4年前に兄を殺された妹が、その真相を探る話。容疑者はヒッチハイクをしていた2人の少女で、どちらかが嘘をついている。語る人によって、微妙にもしくは正反対に姿を変える人物像は、まるで芥川の「藪の中」だ。ともあれ、カーロンは普通の人がちょっとしたきっかけで、巻き込まれていくっていうサスペンスを書かせると上手い。
オーストラリアを舞台にしている効果が、上手くでてるよな。
読書状況:読み終わった
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翻訳作者名 カ~コ
- 感想投稿日 : 2009年11月9日
- 読了日 : 2002年5月9日
- 本棚登録日 : 2002年5月9日
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