谷山浩子の幻想世界はやっぱり好きです。現実の世界から一歩踏み出す、というのがファンタジーという言語の本当の意味ですので。「悲しみの時計少女」は主人公が不思議の国のアリスさながらに奇怪な世界を旅するわけですが、結末のキッチュさ、たまらない! 高校生のとき、ちょうどラジオでドラマをやっていたのを聞きました。谷山浩子のさまざまなモチーフには、やっぱり影響をされています。少女がもっている、病的な幻想、死とニアイコールな永遠への希求、そして傲慢さ。わたしの大好きなモチーフがちりばめられています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少女
- 感想投稿日 : 2007年7月16日
- 読了日 : 2007年7月16日
- 本棚登録日 : 2007年7月16日
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