記憶喪失だった6年間の透も、その6年間の記憶をなくした代わりに記憶を取り戻した透も、全然違う性格なのに、結局同じようなことに悩んで、同じ男に頼り、男を好きになっている。
結局はどっちの透も同じ人間だったんだなあと思ったら、ケーキを作っていた透が戻ってこないのが釈然としなかった気持ちも少しだけ和らいだ。
書き下ろしの嫌味くさい黒川かわいい。
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- 感想投稿日 : 2012年11月9日
- 読了日 : 2012年11月9日
- 本棚登録日 : 2012年11月9日
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