足の痛みのために陸上部の活動に出られない主人公・安中千里が、新聞部の幼馴染に連れられて訪れた廃園間近の動物園。その敷地内の古ぼけた建物の中に、二人はひどく不格好なチーターの剝製を見つけて…
作者は児童文学の賞を取っている人ですが、文の纏まりがきれいなので大人も違和感なく読めると思います。ラストが物足りなかったというレビューが多いですが、個人的にはあれが物語の続きに想像が膨らむいい落とし所だと感じました。ただ個々人の関係の描写は少し薄かったかな。その辺りは児童文学ということで、何卒。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月9日
- 読了日 : 2015年3月7日
- 本棚登録日 : 2015年3月9日
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