孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7) (角川ホラー文庫 え 1-7 江戸川乱歩ベストセレクション 7)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年7月25日発売)
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感想 : 139件
江戸川乱歩作品の唯一の同棲愛を描いたミステリー。
書店で見つけたとき、あまりに好みな装丁で購入しました。
「若くして自分の髪が全て白い理由、妻の足の付け根に大きなアザがある理由」の全貌について、主人公ーー蓑浦くんの書いた文章を辿りながら知っていく小説。
まず、文章や内容が壮絶でありながら、実に耽美です。
ミステリー自体は重く不気味な内容ですが、そこに同棲愛描写を絡めることで絶妙な物語展開になっています。
また、心理的読みずらさが緩和されて面白く読むことができます。
内容は同棲愛ですが、あくまでミステリーですので、同棲愛が苦手な方でも苦なく読めると思います。
耽美な作品が好きな方や興味を持った方など、是非読んで見てください。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月18日
- 読了日 : 2020年1月18日
- 本棚登録日 : 2020年1月18日
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