論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!

著者 :
  • フォレスト出版 (2006年2月9日発売)
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本棚登録 : 214
感想 : 18
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 昨年、金田一秀穂との対談集で著者のことが気になり『論理思考力をきたえる「読む技術」』を読んだ。時を同じくして予約していたものがようやく回ってきた。こちらほうが人気の書なのだろうが、よりビジネス本的、How to的で、さほど響かなかった(そんな予感もしていたが)。

 本書は、著者が編み出した「論理エンジン」を用いて、論理的な文章理解と文章作成が、そして会話ができるようになるという指南書。
 まぁ、言ってることは正しいしんだけど、普通に社会人生活を送って、普通に読書している人なら、さほど苦労せずに身に付けているスキルのような気もする。
 学生向けの本ではなく、社会人向けのような内容だけど、読者層の対象がよく分からんなぁ。


 ちょっと面白かったのは、文章を八頭身のバランスのとれた肉体に喩えてたところかな?
 頭蓋骨(主題)と背骨(論旨)はひとつ、あとは肉付け(修飾)、四肢にも骨と肉はあるが本筋ではない。決して胴体より指先に肉が余分についてるということはない(あってはならない)ってのは、なるほどね。

 でもだからといって胴体のほうにもバランスよく肉は付けないとね・・・となぜか昨今の己の体型を思って読んでたりもした(苦笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文化
感想投稿日 : 2017年1月24日
読了日 : 2017年1月24日
本棚登録日 : 2017年1月24日

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