このシリーズは全て読んでいますが、相変わらずガネーシャのキャラクターが秀逸で、読んでいて面白い。
こんな、大阪弁の滑りまくりのウザったいゾウの神様なら、私のところにも来て欲しい。
さて、本作品は三作目にして初の女性が主人公。
特に何の夢もなく、ただお金持ちのイケメンと結婚したいという三十路オンナという設定で、ネットで出て来たらカンゼンに叩かれるタイプ。
ただ、こういう、なんとなく生きてしまう女性は沢山いるのではないだろうか?
そして、女性ならではで、初めてガネーシャを抓ったり、タジタジにしたりするようなやり取りもあり、微笑ましい。
夢はあるけど、諦めているヒトというよりも、夢すらあまり無くて、がんばった経験もない。
そんな人がこの本を読んだら、自分もやれるかな?と感じそう。
私は少なくとも、「本当に夢を叶えようと思ったら、自分の余暇時間を全てその夢に使うくらいの覚悟が必要」という言葉を読んで、まだ自分が甘いなあと感じた。
本当にやりたいことのために夢を諦めるくらいなら、やってみてから考えてもよい。
そういう生き方を、これからもしていきたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年7月15日
- 読了日 : 2017年7月15日
- 本棚登録日 : 2017年7月15日
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