ずっと読みたかった中井英夫オマージュアンソロジーをようやく。こういったアンソロジーってだけで十分企画として面白かったけど、収録作品自体はちょっとイメージしてたのと違ったかも。これは「オマージュ」の捉え方にもよるのだろうけど、中井英夫ご本人が登場するタイプの作品が多かったのは意外だった。7割くらいが小説で、残りはエッセイだったのも。
結局好きだったのは、すでに著者の短編集で既読だった津原泰水「ピカルディの薔薇」、皆川博子「影を買う店」、そして中井英夫自身の「黄泉戸喫」。
エッセイ読んでて、そういえば「虚無への供物」ドラマ化したの見たなあと久しぶりに思い出した。時間ができたら中井英夫再読キャンペーンひとりで開催しよう。
※収録
「歌のわかれ」赤江瀑
「彼方にて」有栖川有栖
「急行銀河・1984」北森鴻
「黒月物語」倉阪鬼一郎
「彼ら」竹本健治
「流薔園の手品師」嶽本野ばら
「ピカルディの薔薇」津原泰水
「影を買う店」皆川博子
「墓地見晴亭」森真沙子
「黄泉戸喫」中井英夫
「邂逅について」恩田陸
「中井さんと遇うまで」笠井潔
「彼は怒っているだろうか」菊地秀行
「彗星との邂逅」北村薫
「蛻のから」長野まゆみ
「残酷な力に抗うために」三浦しをん
「「虚無への供物」への供物」山田正紀
「壁画と旅する男」本多正一
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
>な行
- 感想投稿日 : 2022年5月19日
- 読了日 : 2022年5月17日
- 本棚登録日 : 2022年5月4日
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