カットアップという手法を使って書かれた作品で、個人的にはエルンストの『百頭女』とかあのへんのディペイズマンの手法で描かれた版画とかを彷彿とさせられました。要は文章のコラージュ。無差別に並べ替えられた文章がなんとはなしに意味深で哲学的な意味を持ち始めるのはなんとも奇妙な感触。『ウェイキングライフ』というジャンキー映画のセリフまわし(断片的で前後に脈絡はないのにとてつもなく哲学的)なんかにも近いものがあるかも。とりあえず、周囲のひとの目に触れたら人格疑われそうな単語満載なので、電車の中で読むのはやめたほうがいいと思います(苦笑)
読書状況:読み終わった
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★アメリカ 他
- 感想投稿日 : 2012年8月30日
- 読了日 : 2004年12月
- 本棚登録日 : 2012年8月1日
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