全編多色刷の逸品。エキセントリックな美少女と、彼女に溺れる少年の破滅型恋愛譚というのは、描き方次第で逆に凡庸にも単なる自己陶酔にも陥りかねないけれど、楠本まきの画力と詩情をもってすれば「美しさ」のほうが勝る。
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○楠本まき
- 感想投稿日 : 2014年5月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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