2009年 日本
監督:森淳一
原作:伊坂幸太郎『重力ピエロ』
出演:加瀬亮/岡田将生/小日向文世/吉高由里子/鈴木京香/渡部篤郎
これは原作を先に読んでいたのですが、キャストのイメージがピッタリだったので、原作ものとしてはなかなか良い仕上りだったのではないでしょうか。個人的に「春」は、名前のせいと、誕生日(春生まれ)のせいで、原作読んでるときは脳内で三浦春馬くんだったんですけど(笑)、岡田将生くんはホントにキレイな顔なので、すぐにそっちに馴染みました。加瀬亮のお兄ちゃんはもう完璧そのまま!「春が2階から落ちてきた」で始まる原作を、そのまま映像化したシーンは印象的でした。
もちろん2時間の映画にするために、脚色されたり端折られたり、逆につけ加えられたりしてるところは たくさんあるんですが、原作が伝えたかったであろうテーマ(私は「血よりも濃い絆」の話だと思っている)だけはブレがないので、きっと原作ファンには優しい映画だと思います。ただ逆に映画しか見ない人にとって、これが映画として面白いのかどうかは微妙だなとはちらりと思いました。
あと特筆すべきは、吉高由里子ちゃんのコメディエンヌっぷり!ストーカーの夏子さん(整形後)もれなく可愛かったです。
(2009.09.29)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦画
- 感想投稿日 : 2014年12月10日
- 読了日 : 2009年9月29日
- 本棚登録日 : 2014年12月10日
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