銀河鉄道の夜

著者 :
  • 集英社 (1990年12月14日発売)
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銀河鉄道の夜、中学生のころに読んだときは、ただの童話として、子供だましとして読んでしまっていたが、今、改めて読むと深さと伝えたいメッセージが心に残る。

この本の解説を読み、宮沢賢治という人物・生き方・志に感慨を受けた。裕福な家庭に生まれつつも、世の中の貧困や農民の生活を憂い、自分自身が裕福であることに自己を攻め、自ら農民を助け手伝おうとするも、道楽として見られ、だけど、病弱な体に無知をうち、全人の全世界の幸せの実現に身をささげた男として、俺は尊敬する、Resperct.

自己矛盾を抱えつつも、自分が正義と思ったことに身をささげ生涯を突き進んだ男の本に触れることができたことを誇りに思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Novel/Essay/Comic
感想投稿日 : 2009年1月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2009年1月4日

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