森絵都著「いつかパラソルの下で」を読みました。
比較的中高生を対象にした小説が多い中、今作は25歳の大人の女性を主人公にした作品です。
厳格な父親をなくした女性が、その死をきっかけに自分の生き方やコンプレックスを見つめ直していくというお話です。
「カラフル」に代表されるように、自分の生き方を見つめ直していくというストーリーは、作者の得意とする所です。
また、各登場人物を生き生きと描きながら、恋人との確執や家族との絆なども、考えさせるあたり、さすが森絵都という感じです。
ちょうど、映画「DIVE」も公開されました。
作者の今後の活躍を期待しています。
私も自分の生き方を改めて見つめ直していきたいものです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2010年12月2日
- 本棚登録日 : 2013年1月25日
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