再読です。
日常系のミステリー。登場人物がみんな魅力的です。
陣内の根拠のあるようなないようなわからない自信がおもしろいようなかっこいいような…(笑)
盲目の永瀬が通りすがりのおばさんにお金をもらった時に、ずるいと激怒し、お前はラッキーだなと本気で羨ましがっている姿が清々しくてよかった。
家裁の調査官の仕事は奇跡を起こすこと、大人がかっこよければ子どもはグレない…など、シンプルだけど妙に言い得ている台詞にはっとさせられます。
最後の「イン」の陣内の行動ですべてのお話が繋がり、からっとした笑い声をあげたくなります。永瀬の独白、日向ぼっこをしているようなあたたかい気持ちで読み終えました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
短編集/連作短編
- 感想投稿日 : 2014年9月12日
- 読了日 : 2014年9月7日
- 本棚登録日 : 2014年9月6日
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