再読です。初めて読んだ瀬尾まいこさんの作品でした。
垣内君と清の掛け合いがおもしろいです。思わず読みながら噴き出してしまうことも・・・(笑)作中に出てくる文学作品を読んでみたくなりました。
清は過去のある出来事のせいで日々を投げやりに過ごしていました。でも文芸部で出会った垣内君との交流、弟の拓実の優しさ、浅見さんと過ごした時間と別れによって、清の心はだんだん救われていき、変わっていきます。
垣内君がユーモアがあって優しくて、かっこいいです・・・最後の主張大会での堂々とした発表・・・惚れました!他人にどう言われようが関係なく、垣内君は文学から多くのものを吸収し、充実した高校生活を送っていたと思うし、青春していたと思います。
あと、弟の拓実の底なしの優しさに清は本当に救われていると思いました。瀬尾さんの作品を読んでいると家族の支えの大切さにについて考えずにはいられません。
瀬尾さんの作品の中で大好きな作品で、自分にとって本を読むってこういうことなんだ、と改めて思わせてくれる大事な作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年12月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年11月17日
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