装丁がとてもきれいです!
星野一彦が「あのバス」に乗るまでに同時に付き合っていた5人の女性に別れを告げに行くお話。
抽象的な表現しかされていない「あのバス」が怖すぎる。いい人だけどなんだか地味な星野と地味なようで個性的な5人の女性たち。別れ際は少しほろりとしてしまいます。
5人目の女優のお話がよかったな…。幼少期星野君がかわいい…(笑)サイボーグのマネージャーが泣いていたのがぐっときました。
繭美と星野のテンポの良い会話が面白かったです。めちゃめちゃ口が悪いけどなんだか憎めない繭美。
繭美も星野の不思議な魅力に魅せられた女性の一人となったのではないでしょうか。
終わり方いいですね。「残り全部バケーション」のような続きを読者に委ねる感じでした。
「キックした」
繭美、星野君を助けてくれーっ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年3月15日
- 読了日 : 2014年3月10日
- 本棚登録日 : 2014年2月23日
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