【旧版】深夜特急6 ー南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1994年5月30日発売)
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感想 : 412
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- 全六巻の最終章。どうやって終わるのだろうとワクワクしながら読んだ。最後の電報を送るのは郵便局にくる必要はなく、電話からできるんだよ、というあっけないエンディングが「そんなもんだよなー」と共感できてよかった。
- 途中フェリーで格安で横浜帰れる、みたいなくだりがあったんだけど。超魅力的な選択肢にも関わらず「まだここは終わりじゃない」と筆者はやはりロンドンを目指す。あれ俺ならあれをたまたま見つけた偶然に酔っちゃったりして帰るだろうなーw
- 個人的に文庫本は電車の中で読む習慣になっているからこそ、日常から世界中に旅できたこの体験は読書の力のすごいところだなと思う。
- この筆者が東京に、現実世界に帰って来て、どういうことを思うのかは読んでみたかった。「旅の老齢期を終えて、しいて言うなら新しく生まれ変わり、私と言う人間は何か変わったのだろうか。結局何が変わったのか分からない。」とか言うのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月23日
読了日 : 2019年10月19日
本棚登録日 : 2019年10月19日

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