タイトルにひかれて買ったのですが、失敗でした。そもそも品格というのは他人から言われるものであって、自ら言うものではありません。品格を名乗る本に品格があると思うなんて、思う方が恥じるべきです。
まあ、それにしても、格好良く下ネタを話せること、ゲヘヘと笑わず下ネタを笑えること、ニヤニヤせずに下ネタに参加できること、これはもう羨望の的(まと)なわけですよ。他人の地位や金や権威にまったくといっていいほどジェラシーを感じない私も、下ネタをサラリと披露したり(あろうことか)それでかえって婦女子から好意を持たれるような人物には強烈な嫉妬心をおぼえます。
「もしかして、この本を読めば私も、、、」
そういうゲスな下心につけこまれた、と思って泣き寝入りします。
冒頭の鼎談はそこそこ面白かったのですが、それ以外は過去の雑誌記事の寄せ集めに過ぎません。それでも編集の妙で面白いアンソロジーになる可能性はありますが、本書はダメ。ゴミみたいな埋め草記事ばかりのぼったくりでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月10日
- 読了日 : 2014年1月10日
- 本棚登録日 : 2014年1月10日
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