ID400

著者 :
  • 青幻舎 (2004年4月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 10
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コンプレックスを昇華し
芸術作品に・・・
なんて生易しいものじゃない。

命がけの決意すら感じます。

?出家?写真家

の2択の末に、?を選んだと
勝手に推測してしまいました。
だって、最後の1枚が坊主頭なんですよ。
女性なのに・・・。
G.I.ジェーンのデミムーアより
輝いてるよ。

出家以上の壮絶な覚悟がこの写真を
芸術の域にまで高めています。

この写真集の著者は
天から戴いた素材としての
自己の可能性を極限まで試しています。

そういえば、女性誌で某モデルが
「自分はモデルの仕事に疑問を抱いた
 時期もありましたが・・・
 自分があまりにも美しいので
 いまでは天から戴いた自分の美しさを
 使って世の中に還元したいと思っている」
と言っていました。
(そのモデルはモダンチョキチョキズの
 濱田マリに似ていて、自分で言うほど
 美しいとは思えなかったが・・・)
この傲慢な某モデルに言いたい。
この写真集を見ろ!と。
人類は、天から平等に何かを戴いて
いるわけではありません。
しかし、皆それぞれ何かを貰っているわけで、
某モデルだけが、天から何かを与えられてる
わけじゃねーぞ!
澤田知子氏の捨て身の覚悟を見てください。
モデルのアナタよりもある意味美しいぞ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 写真集
感想投稿日 : 2006年11月27日
本棚登録日 : 2006年11月27日

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